「車のエアコンフィルターって定期的に交換しないといけないの?」
こんな呟きが車に興味のない人から聞こえてくる今日この頃。
多くの場合、車検の見積もりのなかで整備士さんはエアコンフィルターの交換を勧めてくるだろう。
それもそのはず、エアコンフィルターは1年に1回の交換を推奨されているため、2年に1回の車検で交換跡が見られなければ、お勧めしてくるのも当然と言えよう。
ただエアコンフィルターの交換はとても簡単で(1部例外あり)、費用対効果の高いDIYなのでこの記事を読んで「やってみようかな」と思っていただけるなら是非チャレンジして欲しい。
今回は実際にエアコンフィルターのボッシュ(そこそこ高い)と無名の安いタイプの比較して気づいたこと、そしてDIYの交換作業の様子についてまとめていく。
エアコンフィルター|車は自分で交換がおすすめ
先ほど挙げたように大抵の車はエアコンフィルターの交換がとても簡単だ。車に興味のなくて不器用な嫁ですら自分で交換しているぐらい。

後述するがCL7アコードと2代目フィット(GE型、GP1型)なら作業のために工具するいらないし、手順がわかっていれば5分以内に終わるし、古いフィルターも可燃ゴミで捨てられる。
そんな簡単な作業ですら、車屋さんにお願いすると当然だが工賃(数百円程度)が発生する。
であれば、スマホでSNSやってる5分をこの作業にあてがった方が諸々お得ではないか?(暴論)
エアコンフィルター|推奨交換時期の1年でもかなり汚れる
こちらの写真の通り、たった1年でも相当なゴミがフィルターに溜まっている。

車を走らせている環境は雨、湿気、塵、排気ガス、虫、草木、動物が飛び交う過酷な世界だ。
それらを人間が吸い込まないために酷使されているし、何よりフィルター層に発生するカビのことを考えると1年交換が推奨されるのも納得である。
エアコンフィルター|ボッシュと安い物_値段の違いは?
Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどのECサイトからお手軽に手に入るエアコンフィルターだが、バリエーション豊富に見えて、大きな2つのカテゴリーに分かれていることに気づくはずだ。

それが以下の2つだ。
無名の安いタイプ安いタイプ1,000円以下、ボッシュ、PIAAなどのブランド名ありで3,000円以下ほどで手に入る。

商品説明をはどちらも同じようなキャッチコピーが多く「3層(または5層)のフィルターが異物をしっかりキャッチ!」だの「活性炭が空気を清浄化」などは金額の安い高いに関係なく使われているから、サイトで見ているだけでは違いがわからないだろう。
だが、実際にどっちのタイプも購入して交換してみると、否が応でも違いに気づく。

フィルターのヒダの数だ。高いモデルの方が明らかにヒダが多いのだ。
ではヒダが多いことでメリットはあるのか? これが驚くほどいっぱいメリットがあったので順に紹介していく
ゴミ・異物を多く回収できる
ヒダが増えればフィルター表面積も増えるため、ゴミ、チリ、ホコリ、花粉、PM2.5などの異物をより多く回収することができる。

「え?いっぱい回収したら汚いんじゃないの?」と思ったそこのあなた!
これが次のメリットに繋がるのだ。
フィルターの寿命が長い
フィルターの寿命となる理由のひとつが「目詰まりして空気が通りにくくなる」ということ。
ヒダが触れる=表面積が増えることで、目詰まりして寿命を迎えるまでの期間が延びるのだ。つまりまともな状態をキープできる期間が長いのだ。
そして目詰まりの限度の違いは次のメリットに繋がっていく。
エアコンの風量が落ちにくい
フィルターが目詰まりすると当然エアコンの風が通りにくくなる。涼しくしたい、暖かくしたいがために、無駄に大きなパワーをエアコンに強いることになるわけだ。

そしてこの無駄なパワーを強いる状態=目詰まり状態はエアコン自体に余計な負担を掛けるのだ。
ファンモーターへの負担が減らせる
目詰まりしているから、より多くの風を生み出そうとしてしまい、それはエアコンのファンモーターに余計な負担を掛けてしまい、故障を誘発してしまう恐れがある。
ファンモーター単品なら数千円か1~2万円といったところだが、エアコン周りはコンプレッサーだのなんだので、構造部品が多い。
そのせいもあってエアコン周りの修理はとても高額になりやすい。故障の要因を減らせるのはとてもありがたいんだ。
交換頻度が1年なら安いほうで、2年ごとなら高い方で
これは筆者なりの持論。

ここ数年間で筆者は①安いフィルターを1年使う→②ボッシュの高いタイプを1年使う→③また安いタイプに戻して1年使うローテーションを行ってみた。

だが正直なところ「空気がきれいになった気がする」だの「花粉や排気ガスのアレルギー反応が減ったよ」などのわかりやすい体感を得ることはできなかったんだ。
結局のところフィルターの目詰まりによって引き起こされる問題なのであれば、きっちり1年おきに交換するサイクルを守っていれば安いタイプでもいいのではないかと結論づけたのだ。
交換時期は梅雨明け~夏本番の前がおすすめ
エアコンは年中毎日使うわけではないが、湿度の高い外環境にずっと置かれている状態になる。
といった理由から年に1回交換するなら7月上旬あたりが良いのではないだろうか。
梅雨の高い湿度にさらされることで多少なりともカビが発生するので、7月の暑い時期にエアコンをフルで使い始める前に綺麗なフィルターに換えておくのが最も精神衛生上好ましいと筆者は思う。
エアコンフィルター|CL7アコードの交換手順
それでは最後にCL7アコードのエアコンフィルターを交換したときの手順を紹介しておく。DIYにチャレンジする人の参考になれば幸いである。
グローブボックスを外す

外すといっても、完全に取り外すわけではなく、作業をしやすいようにグローブボックスを開くだけだ。
そのためにまず側面についているダンパーを外そう。
パコっとはまっているだけなので、簡単に外れるはずだ。

ダンパーが外れたらグローブボックスをダランとさせておくだけ、これで作業スペースができた。
エアコンフィルターケースを引き出す
多くの車はこれだけでエアコンフィルターが収まっているケースが見えるはずだ。

ホンダの乗用車はだいたい同じ取り付け方になっているように思う。
ケースの左右にある爪を押してロックを解除しよう。

あとはケースを持って手前に引き出すだけだ。


古いフィルターを取り外す
古いフィルターは裏側から押すだけで簡単に外れる。

砂やら草やらがヒダのすき間に溜まっているので、汚れてもいい場所で外すことをおすすめする。
このフィルターは可燃ゴミで捨てられる。
新しいフィルターを向きに注意して取り付ける
新しいフィルターを取り付ける際の注意点が2つ。

- 表裏があるので「AIR」の向きを合わせる
- ケースの縁にしっかりと引っかけて取り付ける
といってもケースにも「AIR FLOW」の文字と矢印で空気の流れる向きが記載されているし、フィルター側にも同じ表記がされているので、表記を合わせて取り付けるだけだ。
そしてケースの縁にフィルターをすき間なく固定するための爪がある。

この爪にフィルターのヒダを引っかけるようにして固定しよう。

これでエアコンから出てくる空気がくまなくフィルターを通った空気で出てくるようになるわけだ。

爪に引っかけておかないとすき間ができて、汚れた空気や異物が送風口から出てくる恐れがあるので注意しよう。

フィルターケースを元に位置に戻す
フィルターが交換できたらフィルターケースを元に戻そう。

正しい位置に押し込むだけで爪でパチッと固定される。
グローブボックスを戻す※ダンパーのフックを忘れずに
そして最後にグローブボックスを戻す前にひと作業。

グローブボックス横に取り付けるダンパーのフックをしっかり元の位置に取り付けよう。
これを忘れているとグローブボックスを開いたときに「ドバァーンッ」と中身が落下してしまうので、必ず作業しておこう。
フィルター交換日を記録する
作業が完了したら交換した日を車のどこかに記しておこう。
ボッシュのフィルターは記録シールが付属していたので、交換した日と走行距離を記入してオイル管理シールの位置に貼っておいた。

シールが付属しなければマスキングテープにでも書きこんで貼っておけば十分だ。

要はいつ換えたのか?がわかればいいのだ。
エアコンフィルター交換|まとめ
ここまで述べた内容をまとめておく。
- メーカーの推奨は1年に1回交換
- フィルターは詰まるとデメリット多数
- 交換作業は簡単な車が多い(車種ごとに要確認)
- 安いモデルでも違いは感じなかった
- 年1回交換なら安いモデルでも良いのでは
- 交換タイミングは梅雨明けがおすすめ
筆者も嫁もここ数年間は、年に1回、梅雨明けに、各自で購入して、自分で交換する、のルーティンで過ごしている。
ハードルは低い作業なのでDIYされることをおすすめします!とプッシュして今回の内容はおしまい。
他にもDIYに関する記事を挙げていますので、他の記事もご覧いただけると幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。


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