車にハマりだすとお金が減る一方で、部品・パーツが際限なく増えてくる。そうなると欲しくなってくるのが収納スペース、つまり物置やガレージだ。
実家の納屋がガレージ代わりに使える人はいいが、そうでなければ現実的な手段がイナバやヨド、タクボなどの外物置に収納するという手段だと思う。

「パンチングボードにフックを付けて工具をキレイに並べてな…」「タイヤがここで…おっ、そうだガレージジャッキも置けるじゃん」「雨の日は物置のなかで作業できるじゃん」こんな風に妄想しているときが一番楽しいと言っても過言ではない。
ただ、無計画になんでも物置に突っ込むと『後からでは夢に見ていたことができなくなってしまう』なんて取返しのつかない事態が起こり得るのだ。

この記事はイナバの外物置を設置してから3年、車いじりDIY、キャンプ、スキーを趣味とする筆者の使い勝手レビューと、今後買うならこうしたいという願望について書き記していきたい。これからの人達の参考になれば幸いである
外物置|イナバを選んで、ヨドとタクボを選ばなかった理由
一部の格安タイプを除くとこの3社で比較している人が多いのではないだろうか?

筆者もホームセンターのPB扱いで販売されている格安の外物置を使っていたが、安い分建付けが悪く、扉の開け閉めしにくさや全体の軋み音に耐えられなくて解体してしまった(新物置が来るタイミングで解体し、鉄屑回収に持ち込んで現金化)。

そんな経緯からまず大手3社(イナバ、ヨドコウ、タクボ)を比較検討に挙げる。この時点で心のなかは国内シェア率1位のイナバ物置が優勢。ざっくりイナバ40%→ヨド30%→タクボ20%ぐらいのシェアとのこと

日産がノートのFMCでやった「大量のレンタカーへの販売台数も含めた新車販売台数No.1奪還」なんてイン〇キまがいな業界首位でもないようだし、「イナバで問題なさそうかな」と思っていたところに暗雲が漂い始める…。
特定の1社をボロクソ言う記事やサイトが目に付く
比較サイトや個人ブログ、外構施工会社のブログ名などで調べていくうちに、気になる情報が目に付いた。

具体的な会社名を出さずに「これはひどい」と酷評する内容が何度も何度も目に飛び込んでくる。比較サイトにも個人ブログにもこの話題が出てくるんだ。そのくせどこも具体名は伏せている。「これは致命的」だの「なんでこれで売れているのかわからない」だの「あの地域の某メーカー」とかなんとかもったいぶる。
いやいや憶測じゃなくて実物に触れたんならハッキリ書いてくれよ、と。ユーザーが使用感の事実を並べて酷評しても営業妨害にはならんて。
だが結局ネット上では真相はわからず仕舞い。「これは無視できんな…どこのメーカーのこと言ってるのか真相がわかるまで絞り込みできないぞ」とスペックの比較どころではなくなってしまったのである。
断定はできないが恐らくヨドコウのことを言っている
真相にたどり着かねば具体的なスペック比較もできない。そこで筆者は大型のホームセンターをハシゴして真相探りの旅に出た。
カインズ、コメリ、地方のホムセンなどの外物置コーナーを片っ端からあたって触り比べた結果「ネットでは多分ヨドコウのこと言ってたんじゃなかろうか」という結論に行きついたんだ。
そして酷評されていた理由は恐らく「鉄板のふちの処理」についてだと思う。

物置内側の鉄板の端を触ってみると、バリを取ってないのか、はたまた塗装がされてないのか、やたらとザラザラ、ジャリジャリしている(ヨドコウのエルモシリーズ)。

「子どもが触れたらケガしそう」なんてネット上の書き込みを見ていたこともあってピンときたんだ、「なるほど…これは気を抜いてたらケガするかもな」と。

そしてイナバもタクボの物置はどちらも鉄板のふちはキレイに処理されていて、素手で撫でても手が切れる心配はなさそう。恐らくこれが真因じゃないかな。
使い勝手の違いは誤差だが剛性感はイナバに軍配
とりあえずネット上の噂に対しては答えが見つかった。
だが正直、棚板の使い勝手や扉の開閉、ロック方法なんかは3社を試してみても誤差の範疇としか思えず、個人の好みで選んでいいじゃないか?ってレベルの違いしか見つけられなかった。
だが明確に違いを感じたのは各パーツの剛性感。
物置は壁、天井、梁、レール、棚板、柱など複数のパーツを組み合わせてできるものだが、これらが一番ガッチリしている印象だったのがイナバだったんだ。

同じように見える一つ一つのパーツがどれもたわんだり、ギシギシと音が出たりしないし、「棚板に座っても問題なし」と公式画像で出すぐらいの可動棚の強度も確かにある。
『100人乗っても大丈夫』のキャッチフレーズに嘘偽りない頑丈さを感じた翌日。筆者はエクスショップ経由でイナバ物置「FORTA」を注文するに至った。
外物置|購入したイナバ物置_FORTAのスペック
この後画像で何度も登場する筆者の外物置のスペックは以下の通りだ。

シリーズ:イナバ物置 FORTA一般形
間口=2,630㎜
奥行=1,530㎜
高さ=2,085㎜
設置と転倒防止の両工事費込みで259,200円だった。
外物置|何入れる?現状で収納しているもの
ではそんな経緯で始めた「外物置のある生活」だが、ここからは筆者は「何を収納して」それで「どんな恩恵を受けているのか」を紹介していく。
タイヤ交換|収納スペースが広い=作業時間を短縮できる
タイヤ交換を終わらせるための「一つ一つはとても単純、だが複数組み合わせるとしんどくなる作業」が収納スペースの広さによって、かなりラクになった。

例えばジャッキアップを小さな油圧ジャッキで行うならば、何度もレバーを上下させなければならないが、半分以下の動作で済む大型のガレージジャッキが余裕で置ける。これはスペースの恩恵だ。

この小さな差が山ほど降り積もることで”作業を終えたときの疲労感”が段違いに変わるんだ。決して大げさではない。
具体的には
- ガレージジャッキが置けることでジャッキアップの労力減
- 非折りたたみ式のウマが置けることでウマの組み立てが不要
- タイヤを運ぶ動線の短縮
- 洗ったタイヤを乾くまでガレージ内で放置できる
こんなところだろうか。

洗車用具|ブラシ、タオル、ミトンを干しておける
洗車用具が色々置けるのは当たり前、一番メリットに感じたのは「使用後に乾かしたい洗車用具を物置内に置いておける」ことだ。

田舎とはいえ、外に出しっぱなしでは不用心だし、だからと言って濡れたまま家に仕舞うわけにもいかない。
その点、物置内に入れておいても翌日には乾いてるし(さすがに水はある程度切ってる)、急いで片付けることもしなくていい。

土曜日に洗車して、日曜日は洗車用具の片付け、メンテ、なんてゆったりしたスケジュールを送れるんだ。
マグネットでもフックでもアレンジし放題
物置内部の壁でも天井でもどこでもマグネットがつけ放題だ(全部スチールなので)。

また天井や壁にちょっとした引っ掛けポイントが多数あるので「何でもどこにでも仕舞える」ことが最大のメリット。
個人的に気に入っているポイントは
天井にコールマンのLEDランプをマグネット付けして物置内の照明に。

冬しか使わないスノーブラシを天井と梁に引っ掛けて動線を邪魔しない収納に。

強力マグネット+フックで洗いも乾燥もできる状態でフロアマットを洗う。

キャンプギア|泥や煤汚れを家に持ち込まなくてよい
キャンプ用具は泥汚れも焚き火の煤もつくのが当たり前だが、汚れ落とし前に家に入れるのは避けたいところ。

しかしキャンプ後の帰宅時にメンテナンスする体力が必ずしも残っているわけではないのがキャンプというレジャーだ。
これがキャンプから帰った当日に「とりあえず突っ込んでおいて次の休日にメンテをする」ができる。焚火台とかイスやテーブルなどを後回しにできるのは大いに心のゆとりが持てる有難い状況になるんだ。
ウインタースポーツ|スキーやボードが濡れたまま置いておける
これもキャンプと同じ考え方によるメリット。

クタクタになって帰ってきて「ウェアは干すとしても、板とブーツはとりあえず物置で‥。明日仕事やし…」なんて余裕を取れるのは嬉しいものだ。
外物置|購入直後にやっておいてよかったこと
このように現状の物置がある生活に満足している筆者だが「これはやっておいてよかったこと」と「次に物置を買うならこれをやっておきたいこと」がある。
どちらも物置が設置されて、すぐにやらないといけないことだ。
近い将来に外物置を購入する予定のある人は参考にしてみて欲しい。
ラバーマット敷き込みでキズ防止
これは絶対に設置工事が終わる日にやっておいた方がいい内容だ。
物置内部の床面は塗装された鉄板のままなので、外履きの靴で踏み入った瞬間に靴底についた小石でキズがついてしまう。そのキズ防止が目的である。

収納物を入れてからではうまく敷き詰めることが出来ないので、筆者は設置工事が終わりそうな状況の真横でゴムマットをカットしていた。
そして工事完了直後にマットを床全体に敷き詰めてから、タイヤやアレコレを仕舞うようにしたんだ。

マットは普通のカッターやハサミで簡単に切れるので、そこまで手間はかからなかった感じ。

可動棚の一部を作業用テーブルにする
これは使い始めた後でもできるかもしれないが「始めからそういう想定にしておいたこと」が結果的にメリットを生むことになったと思う。

収納棚の中段は手の届きやすい高さゆえのゴールデンゾーン、一等地だからこそよく使うものを収納したいところだが、筆者はあえて「デスクワークスペースぐらいを残しておく」収納レイアウトにしておいた。
これが結果的に大正解。車いじりDIYでは配線や部品を加工するなんてのは日常茶飯事であり、このワークスペースが大いに役に立った。
始めからワークスペースにする、と決めてなければなし崩し的に色んなものを置いてしまって、作業スペースには使えなかったのではないかと思う(自分の性格も考慮して)。
外物置|次に買うならやっておきたいこと
「家は3回建てないと理想の家にならない」なんて格言が住宅界隈には存在するが、これは外物置も一緒だと思う。
というわけで「次に外物置を買うならこうする」について。
サイクルポート付きのモデルにする
物置シリーズのサイクルポートとは、自転車やバイクの屋根になる部分が物置の側面にくっついているタイプのことだ。

「ウチにいるだろうか」と検討はしてはいたものの、カーポートもあることだし不要と判断してつけなかった。
それでも後から欲しくなってきたのは、子供の自転車以外にも「家の外に置いておきたいけど、外物置の中にも入れたくない」そんなものも出てきたからだ。
例えば砂遊びに使うシャベル、妻の家庭菜園で使う肥料、次のゴミの日出したいものetc…
あって困るものじゃなかったので、ちょっと後悔。
棚のない壁はパンチングボードを貼る
パンチングボードにフックをつけてメガネレンチを何本も吊るす、なんて見た目も使い勝手も良さそうな使い方は、後からやろうとするとめんどくさくてやらない。

今仕舞っているもの、マグネットフックで引っ掛けているものを動かして、まっさらな状態にしないとパンチングボードの取り付けが難しいからだ。
というわけで始めからやっておくべきだったと思う、恐らく筆者はもうやれない。やらないじゃなくてやれないんだ笑
外物置は夢が広がるDIY派の秘密基地
外物置が置けるスペースがあるなら迷わず導入すべきだと今でも強く思う。

オイル交換をDIYでするようになったのも「ペール缶やガレージジャッキ」を収納できるスペースがあったからだし、ブレーキパッドやマフラーの交換だって「増える工具を収納するスペース」に目途がたつようになったことも影響している。
古い言葉だが夢が広がリングなんだ。
ただし設置後も妻の車を洗車してあげたり、ちょっと便利なパーツを付けてあげたりと味方側にいてもらう努力も忘れないようにしよう。
最後までご覧いただきありがとうございます。他にもDIYに関する記事をあげているので合わせてご覧いただけると幸いです。


コメント