突然だがYOASOBIの『Biri Biri』という曲をご存じだろうか? ポケットモンスター_スカーレット・バイオレットのインスパイア曲なのだがタイトル通りめちゃくちゃビリビリするんだ。車の内装が。
スピーカーから出る低音でドアの内張りがビリビリカタカタヴヴヴヴゥと軋みまくる。マジで100万ボルト。ウインドウスイッチ辺りは手で抑えていないとビリビリが止まらない止められない。

「どうにかした方がいいなぁ」と思いながらも「デッドニングすると車体が重くなってしまう」と車体重量に厳格なスポーツカー乗りへの共感もあり、さらに「ドアの内張りが外してブチルゴム全撤去して…色々買ったらいくらになんねん…」という万年金欠病患者のマインドも相まって音響関係はノータッチで来ていた筆者。だがついに重い腰を上げて『デッドニングは最小限に。でも不快なビビり音対策は万全に』を目標にすえてDIYに取り組むことにしたんだ。その四苦八苦している様をぜひ最後までご覧いただきたい。
ビビり音対策|フロントスピーカーによる音圧で内装がビビる
冒頭にあげたようになぜBiriBiriでビリビリしたのか原因を挙げるならば、フロントスピーカーから出ている”音圧という名の振動”によって「完全固定されていない部材同士が当たり会う」ことだ。

当然だが車のドア内部はさまざまな部品や素材が取り付けられており、可動する部分も含めて「わずかなすき間だらけ」なのだ。そこに振動を与えれば部品が振動する(動く)→すき間があるので他の部材と接触と離合を繰り返す→カタカタと当たり音がする、考えればとてもシンプルな現象が起きていることになる。

となればビビり音に悩む人がすることもシンプルに「すき間を埋める」「揺れても音がでないほど固定する」になるというわけだ。
ビビり音対策|買いそろえた商品と使った道具
その対策のために買いそろえたものは制振材、吸音材、スポンジテープ、テザテープだ。これだけで総額が8,600円ほど。
ドアの内張り外すため諸々細かい工具・ツールも使っている。内張剥がしツール、ドライバー、バール、パーツクリーナー、絶縁テープなどなど。
作業時間は4時間ほど
純正スピーカーからの交換など別の作業も加えたため連休の2日間をかけて作業したが、「ドア内張りへのビビり音対策だけ」に限れば4時間ほどでドア2枚の作業が終わった。腰をかがめる姿勢が多いので体調が万全のときに実施することをおすすめする。
次の章からはドア内張りのどの部分にどんな施工をしたのかを紹介していく。ドア内張の外し方は「スピーカー交換」の作業記事を後日アップするので、内張を外すところから確認したい方はそちらからご覧いただきたい。
ビビり音対策|制振材はパネルとパネルの橋渡しに

今回使用した制振材は厚さ2㎜のこちら。エー〇ンの静音計画よりも安い気がする。
CL7のドア内張りはプラスチック部分のパネルとクッション生地のパネルなどの複合タイプだが、それゆえ部材と部材をつなぎ合わせている=ボルトやリベットで固定している。

この固定が甘かったり緩んでくるとすき間を生み→音が出る、に繋がってしまうため、「パネル同士の接触面のすき間を埋める」か「パネル同士をさらに固定する」が有効らしい。カーオーディオの専門店が「制振材をパネル同士が連結するように貼る」という処置でビビり音対策をやったら効果的だった、というエピソードをマネしてしてみた。

ただ、パネル同士の固定はしっかりされてあったので継ぎ目のすべてではなく、制振材が貼りやすい場所にだけ貼っておいた。これだけでも内張自体を太鼓のように叩いたら音の響き方が和らいだような印象を受ける。

ビビり音対策|取り外せる部品のすき間埋めは必須
今回筆者の車で一番効果のあったところだと思うのが、内張の独立している部品たちへの対策だ。

ドアノブはわかりやすくカタカタ動くし、ウインドウスイッチもスイッチユニットみたいな部分をゆするとカチャカチャ音がすることがわかったんだ。制振材が貼れない細いすき間にはスポンジテープ(ショックノンテープ)やテサテープが役に立った。
ドアノブ

ドアノブユニットは内張に爪で固定されているだけなので、カタカタ動いてしまう構造だった。ただし処置できる面積が少ないので表側に見えない程度にテサテープを張り付けておいた。仮付けしながらはみ出していないチェックして作業を進めている。最後にとどめで黒いパネル側のステーっぽいところに制振材で共止めしたら、つかんでゆすっても音が出ない状態になってくれた。よし。

ウインドウスイッチ

ここ、めちゃくちゃ音がする。プラスのビスと爪で止めてはあるけども「カチャカチャ動く音」と「薄いプラがピキィ、ピシィと軋む音」がする。BiriBiriでビリビリした諸悪の根源だとは予想していたがここまでとは…。

まずはウインドウスイッチの縁(車内から見えない位置)にテサテープを張り付けて動く音を防止。

続いて裏側のカプラーとユニットBOXの間にスポンジテープを貼って軋まないように。
とどめに1㎝幅ほどにカットした制振材でユニットBOX自体を貼りつなげるように固定。
これで強めにねじりでもしない限りはカチャカチャピシピシいわないようになってくれた。よしよし。
クリップ

内張とドアパネルをつなぐクリップにクリップダンパーを処置する。そもそもクリップ自体が何度もつけ外しをする前提じゃない耐久性と形状をしているので、これを機にクリップ自体を新品に変えておくのもいいと思う(予防整備的な意味で)。
CL7自体のクリップはあまりアソビがなく音は鳴らなそうに思えたが、デメリットは無さそうなのでつけておいた(商品の理屈は共感できるものだったので)。
エーモンのホンダ車用クリップを購入したが結構形状が違う。Amazonで見てた↓こっちの方がCL7には形状が近い気がする。
ビビり音対策|吸音材で覆ってとどめをさす

そして最後に内張の広範囲に厚さ10㎜の吸音材を覆っておく。正直制振材でだけでも十分対策になったのでは?と思えたが、せっかく購入しておいたものなので物は試しと取り付けてみたんだ。
取り付けたことによる音の減衰は明らか。ボンボン叩いても全然音がしない。これは俄然効果が楽しみになってきた。

やり過ぎたので一部剥がすことに…
結論:吸音材がぶ厚すぎて内張が戻せなくなってしまった。よって一部を剥がすことに泣

今回用意した10㎜の吸音材は分厚さもさることながら、ウレタン密度が濃くてあまりつぶれないタイプだったのが原因となる。

ウレタンがつぶれないから、内張をドアパネルに取り付けるビス穴の位置が合わないし、クリップも深く刺さらずしっかりドアパネルに止められない状態である。
とりあえずドアハンドル付近のビス穴付近だけ吸音材をむしり取り設置することに。

もう少し薄手、もしくはつぶれる密度のウレタン吸音材が良さげである。
チャレンジされる方にアドバイスするならば、内張をちゃんと戻せるかどうかのチェックは「内張にクリップをつけない状態」でフィッティングを試した方がいい。クリップがドアパネル側に付いてしまうと再度取り付ける前にクリップを引き抜かないといけないが、このせいで新品のクリップをいくつか破損させるという無駄なことをしてしまった。。。
ビビり音対策|ドアパネルにも最低限の制振を
スピーカーの裏側になるドアパネル、つまりスピーカーの背面側から出る音がダイレクトに当たるドア鉄板には制振材を貼っておいた。

純正状態でもそこそこ音響対策がしてあるCL7アコードユーロRの後期型は、純正の防水シートの上に2~3mmほどのゴムシートまで貼ってある。


これをそのまま残したくてデッドニングはしなかったんだが、このスピーカー真裏だけはかんたんに制振材が貼れるので処置をしておいた。どのカーオーディオ専門店の見解をみてもこの場所に制振材を貼るのは正解っぽいのでプロの意見を参考にすることに。
ドアパネルとドアビームにパーツクリーナーで脱脂してからペタペタ貼るだけ。…もう少ししっかり測ってから切るべきだったと反省。まぁ見えないからいいんだが。
あとは外したときの逆の手順で内張を取り付けていくだけだ。カーテンランプの配線、ドアノブワイヤーの取り付け、ウインドウスイッチのカプラーなど作業漏れがないように注意しながら取り付けよう。
ビビり音対策|結果

試しに音をあげてみるがBiriBiriでビリビリしない!!! ちょっと感動。近所迷惑にならないところに移動して爆音にしてみるが不快なビリビリカタカタ、ヴヴヴヴヴヴ音がぜんぜんしなくなってる。内張を触れば当然振動はしているが音は出ていない。苦労したかいがあったぜ。。。
これらの内張だけのビビり音対策なら家の中で作業ができるので、天気を問わずチャレンジできるのも嬉しいところ。あなたも不快なビビり音に別れを告げる対策をしてみてはいかがだろうか。
最後までご覧いただきありがとうございます。他にも車へのDIYチャレンジの記事を上げているので合わせてご覧いただけると幸いです。




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