「エアクリーナーのエレメントが交換時期です」と言われて一体何人のマイカー持ちがピンとくるのだろう。案の定、我が家でも
嫁「ディーラーで替え時だって言われたけど、去年夏に変えたよね?」
筆者「いやそれエアコンのフィルターだよ。エアクリーナーのはエンジンに送り込む空気のフィルターだよ」なんてやり取りが行われていた。
嫁車のGP1フィットハイブリッドの交換手順を調べたところ、まったく難しくなかったうえに700円ほど安くつくことがわかったので、今回は嫁自身にDIYしてもらうことなった。ちょうど筆者もCL7アコードユーロRのエアクリーナーエレメントを交換していたので、この記事では上記2車種のエアクリーナーエレメント交換手順をお届けしていく。
エアクリーナーエレメント交換|交換時期は車検ごとか走行距離で
エアクリーナーのエレメント(フィルター)の交換時期は「2~3年ごと」または「走行距離数20,000~30,000km」が目安になっている。もちろんこれは目安であって、実際は車種、走行環境、そして実際に汚れがたまっているかどうかが交換の判断目安になる。

筆者も納車から20,000㎞近く走った車をホンダディーラー車検に出したとき「まだあまり汚れていないので交換しなくても良いです」と判断された。よってエンジンの稼働に悪影響を及ぼすレベルになっていなければ、純正品のエアーエレメントを使用して街乗りメインという条件なら、頻繁に交換するパーツではないということだ。
筆者もCL7アコードユーロR用とGP1フィットハイブリッド用のどちらも純正相当品で交換している。
社外品を使用、または使用環境がハードな場合は話が異なる
上記であげた内容はあくまでも「純正品を使って街乗り」の条件であって、「交換サイクルが5,000㎞ごとの社外品」や「湿度の高い環境で塵や砂、ほこり、ゴミが多い環境を走る」などの状況では交換目安は大きく異なるので注意してほしい。
実際Blitzのエアクリーナーエレメントはパッケージに「5,000㎞で交換目安」とデカデカと書かれており、純正品と同じ感覚で使ってはいけないことが強調されている。
カスタムカー界隈にも「エアクリは純正が最強」という説も根強く支持されるぐらいなので、余程の使用目的でなければ純正品か純正相当品で交換するのが無難だと思う。
エアクリーナーエレメント交換|交換の方法は難しい?
結論:車種による、のひとこと。だが車種によっては工具をひとつも使わずに交換できるものをあるので「●●(型式)_エアクリーナエレメント_交換手順」みたいな感じで検索してもらうと作業の難易度が確認できるはず。

今回筆者がDIYしたホンダの2車種も「CL7アコードユーロR」はソケットレンチが必要だったが、嫁車の「GP1フィットハイブリッド」は工具すら完全に不要だった。嫁も最初は作業させられることにブーブー言っていたけれども、いざ作業を終えると『こんな簡単なの?自分でできるじゃん』とご満悦のご様子。DIYできそうな作業であればぜひあなたもトライしてみてほしいところ。
エアクリーナーエレメント交換|CL7アコードの場合
ここからはCL7アコードユーロRのエアクリーナーエレメントの交換手順をお届けする。
エアクリーナーボックスのボルトを外す

ボンネット内右側のこちらがエアクリーナーボックス。

手前の2か所はアクセスしやすいが、奥側の2か所、特に左側が外しにくい。ただボルトの抜け止めがついているので、ボルトは取り外さずに緩めるだけで蓋が外せるようになっているのは安心材料。エンジンルーム内でボルトを落とすと大惨事なので。

ボルトはプラスドライバーでも外せるが、なめるのが怖い筆者は8㎜のソケットを使用。

ボックスの蓋をずらす
真上にカポっと外せるわけではないので、外すときの角度がポイント。

エンジンルームに向かって右側上にずらすような動かし方をすれば、サクションパイプを外さずにエレメントが抜き取れるのだ。
古いエレメント(フィルター)を外す

蓋にできたすき間から抜き取るようにエレメントを外そう。うまく通せないなら諦めてサクションパイプを外してしまった方が安全。今回はサクションパイプに負担をかけることなく抜き取ることができた。

意外とキレイ…?に見えるがエアーは下から流れてくるので、汚れが見えるのは裏側(写真の緑色の面)だ。

フィルターにつまった黒い汚れ、そしてタンポポの綿毛が…。レゾネーターチャンバーをくぐり抜けてきたのだろう。コンクリのすき間から育つほどに逞しいタンポポさんでも流石にエアクリーナーエレメント上では咲けないらしい。
黒ずみ汚れはそこそこでまだ使用できそうに思えるが、少なくとも納車から20,000㎞未交換の状態なので新品に交換することにする。
新しいエレメント(フィルター)を取り付ける
新しい赤色のフィルターはパシフィック工業の純正相当品。ホンダ純正品と同様に周囲にゴムパッキンがついているので、パッキンが歪まないように注意。

旧エレメントが取り付けられていた向きと同じように取っ手?側を向かって左側になるようにエアクリーナーボックスの中に収める。

特にサクションパイプの下部辺りは見えにくい位置なので、パッキンのよじれがないか念入りに見ておきたい。

ボックスを取り付けて、ボルトを締める
サクションパイプに負荷を掛けないように蓋を元の位置に戻し、ちゃんと正しい位置に蓋が来ていることを確認できたらボルトを4ヵ所締める。

万が一しっかりと蓋が締まっていなければ、すき間からフィルターを通さない異物がエンジン内に送り込まれてしまうので特に慎重に。
これでCL7アコードユーロRのエアクリーナーエレメント交換は終了。
エアクリーナーエレメント交換|GP1フィットハイブリッドの場合
続いて工具が一切不要だったGP1フィットハイブリッドのエアクリーナーエレメントの交換手順を紹介する。
エアクリーナーボックスのクリップを外す

エアクリーナーボックスの蓋にある4ヶ所のクリップを起こす。

手だけで起こせるクリップだが、左側奥のクリップだけは少し狭いところにあるので、素手ではなくグローブや軍手などで手を保護してから作業することをおすすめする。
エアフローメータ/吸気温度センサーのカプラーを外す
エアクリーナーボックスの蓋についているカプラーを引き抜く。

実はこのカプラーを外さずに作業をしてしまっていたが、外した方が安全になると思う(配線への負荷など)。大した手間じゃないので出来れば外そう。
エアクリーナーボックスの蓋を取り外す
これで蓋を持って上に持ち上げるだけで、かんたんに蓋が外れる。嫁も「え?これだけ?かんたんじゃん!」と自分で作業をさせたことに納得のご様子。

奥のインマニ側に繋がるパイプ側も浅めに差さっているだけなので、かんたんに外れる構造だ。

旧エアクリーナーエレメントを取り外す
エレメントもボックス内に乗っているだけ。手前に爪があるので、そこを持ち上げればかんたんにエレメントが外れる。

ディーラー点検で「車検で交換をおすすめします」と言われただけあって、かなり汚れており、エレメントの表側を見てる時点でも汚れが確認できるレベル。
納車からほぼ2年。記録簿の履歴が確認できないが、前オーナーが手放すかなり前から変えていなかったのだろう。
新エアクリーナーエレメントを取り付ける
新しく用意した純正相当品(CL7と同じくパシフィック工業)のエレメントを逆の手順で取り付ける。

手前側に爪が来るように乗せるだけ。爪の位置を合わせればちゃんと表裏が合うので迷うこともないだろう。周囲にゴムパッキンがあるのでよじれて取り付けることのないように注意。
逆の手順で蓋を取り付ける
蓋のエアフローパイプをインマニ側の蛇腹に差し込む →エアクリーナーボックスの蓋を取り付ける →四隅のクリップを取り付ける →完了
これでGP1フィットハイブリッドのエアクリーナーエレメント交換が終了。
エアクリーナーエレメント交換|古いエレメント(フィルター)は可燃ごみ?
結論:自治体によって異なる。

だが筆者の自治体クリーンセンターに問い合わせたところ「不織布と樹脂によるフィルター類であれば可燃ごみで出してOK。金属が使われているタイプでしたら不燃ごみで」とのこと。
今回の筆者が交換したCL7アコードユーロR用とGP1フィットハイブリッド用はどちらも不織布+樹脂フレームのタイプだったので、いつもの可燃ごみに入れて出すことができた。
もしくはオートバックスなどの量販店で購入し、旧エレメントを引き取ってもらうか(要店舗確認)、馴染みの整備工場が引き取りしてくれるか確認する、等の処理が考えられる。DIYチャレンジする人は一度自治体に問い合わせておくと安心。エアーエレメントはサイズも小さいしゴミで出せるのが一番手間がかからないからだ。
ここまでご覧いただきありがとうございます。他にも車のDIYチャレンジしている記事を上げているので合わせてご覧いただけると幸いです。


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