MOMOステアリングのモデル8を購入したのが11年前。その間3台のクルマを乗り換えてもずっとこのステアリングを使ってきた。愛着はもちろんある。
だがしかし、ディープコーンタイプのためクィックリリースとの相性がめちゃくちゃ悪い。
ウィンカーにまったく指が届かない。ステアリングに指がかかる位置からではかすりもしない。さすがにこれはストレスでドライブが楽しくなくなってしまう。
ということで遂に別のステアリングに交換することにしたんだ。
筆者のクルマはCL7型のアコードユーロR。更にワークスベルのショートボス+クィックリリースを装着している。JET35パイを3ヶ月使用したレビューも添えておくので購入を検討している人の参考になれば幸いである。
MOMO【JET35】|ステアリングの形状や特徴
新ステアリングは「MOMO JET」というシリーズの35パイを選んでみた。
形はおそらく真円ではない。四角形と円形の中間みたいな形状をしている。
グリップ断面が円になっているところは無く、握る位置によってぜんぜん違う形になっている。
手のドライビングポジションにあたる位置はパンチングレザーで、それ以外はスムースレザー。親指のあたる位置にカーボンが埋め込まれていてレーシーな雰囲気だ。
ホーンボタンはカーボン調のデザインだが、ボタン回りのホーンリングはカーボン製となっていてこちらもレーシーな雰囲気でドライバーをやる気にさせてくれる。
MOMO【JET35】|ラフィックスとの相性も◎
今まで取り付けていたモデル8は90mmのディープコーンタイプだったこともあってウィンカーに指が届かなかったわけだが、これが当然解消した。
ステアリングを握りながらウインカーレバーに指が届く。
普通は当たり前のことなんだけど、ずっとディープコーンステアリング使ってたからちょっと感動。
ラフィックスとキーロックシステムの取り付けはこちらで画像つきで紹介してます。
MOMO【JET35】|グリップ感と操作性
3時と9時の位置を握った感じは悪くない。
「ここに手をセットするんだ」という半ば強制的なレーシーさがドライブするときの気分にスイッチを入れてくれる感じがする。
素材は3時と9時の位置周辺だけがパンチングレザーになっていて滑りにくい。それ以外の場所はスムースレザーだが質感は上々。
スムースレザーになっている場所の握り心地はステアリングの断面が楕円形状になっているので純正の新円形状になれている人は違和感があるかも。
実際モデル8で新円の形状に慣れていた筆者は握り心地にちょっと違和感があった。どの角度から握っても一緒の握り心地ではないので、自分の快適な角度で握るのに慣れが必要という感じ。
MOMO【JET35】|気に入った点
まずは見た目のカッコよさ。
レーシーなステアリング形状と、カーボンパーツの高級感は満足のいくものだった。
さらにスムースレザーの上質感もよかった。レザーのきめ細かな感じが上質かつ高級感を出しており、握ったときの満足感は高い。
あと「MOMO JET」ってネーミングが個人的に好きだったりする笑
MOMO【JET35】|好みではなかった点
ステアリング形状の断面が新円ではなかったこと。
とくにスムースレザーの部分をギュッと握ったときの「手のなかのすき間ができる感じ」が合わなかった。
モデル8の新円形状を握ると「手のなかいっぱいにフィットする感じ」の方が操作感がよく、特にショッピングモールなどの広い駐車場をぐるぐる動くときのようなステアリングの切り替えしが多いときに顕著に感じられたものだ。
また運転テクニックとしては良くないとされる「送りハンドル」や「手のひら回し」は非常にやりづらくなり、街乗りでは不快感を強く感じしまったのもJETを使ってみて初めて気づいた点である。
あとはステアリングの裏側の段差が気になって、ついつい触ってしまう。
この点は正直好みではなかったかな、と思う。
とりあえずはしばらく使ってみて、MODEL8が恋しなったら戻そうかと思案中である。
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